ゼニカルと男女のイメージ画像

肥満度4の高度肥満の治療に有効なゼニカル

肥満症の診断基準は、BMI= 体重kg ÷ (身長m)2で算出される体格指数BMIの数値が25以上かつ内臓脂肪面積が100cm2以上であり、学会が定める脂質異常症や高血圧症、高尿酸血症、睡眠時無呼吸症候群、痛風、冠動脈疾患、脳梗塞、脂肪肝などの11の肥満関連疾患を一つないし複数発症している患者を肥満症と診断しています。
又、学会では、肥満に関連する悪性疾患として、胆道がん、大腸がん、乳がん、子宮内膜がんの4種類のがんが追加されています。
ガイドラインでは、体格指数BMIの数値によりBMI18.5以下を低体重、BMI18.5~25を正常体重、BMI25以上を1度~4度で分類し、更にBMI35~40を3度とBMI40以上を4度と分類し高度肥満と定義しています。
肥満症治療には、ゼニカルなどの脂質吸収阻害剤やマジンドールなどの食欲抑制剤、外科的手術が行われています。
ゼニカルは、摂取した脂質を吸収可能な遊離脂肪酸とモノグリセリドに分解する働きを促進する消化酵素リパーゼの作用を阻害して、脂質の吸収を約30%減少させるダイエット効果を有しています。
ゼニカルは、3日~5日で完全に体外に排出される事から、胃や腸などの消化器官以外への影響も少なく安全な医薬品と言えます。
マジンドールなどの食欲抑制剤は、神経中枢へ直接作して食欲を減退させる効果がありますが、薬物依存症や高血圧症などの副作用があります。
一般的な肥満症患者には、ゼニカルやマジンドールなどの内科的治療で対応しますが、高度肥満の患者の中には内科的治療では体重管理が不可能なケースがあり、高度肥満症患者に対する治療は調節性胃バンディング術や腹腔鏡下スリーブ状胃切除術など内視鏡下による外科的治療が行われるケースが増えています。